どう選ぶ!? 婚約指輪のダイヤモンド クラリティ編

今まで、ダイヤモンドの4C(Carat(カラット)Color(カラー)Clarity(クラリティ)Cut(カット))の中からカラットとカラーについてお話しました。
今回は3つ目のクラリティについてお伝えします。

どう選ぶ!? 婚約指輪のダイヤモンド クラリティ編

クラリティとは?

ダイヤモンドのクラリティとは、「透明度」を表す指標です。自然によって生み出されたダイヤモンドの多くには内部にインクルージョン(内包物)が含まれ、 表面にはキズ(ブレミッシュ)などの特徴があります。
内包物やキズは少なければ少ないほど価値が高くなります。定められた光源の下で10倍に拡大し、内包物やキズの大きさ、数、位置などを総合的に判断します。

内包物の大きさや数によってはダイヤモンドの輝きに影響を与えます。ダイヤモンドは屈折率が高く、とり込んだ光を反射させて強い輝きを放ちます。大きな内包物があったり、数が多いと光の屈折を邪魔するため輝きが弱くなります。
内包物の位置も重要です。ダイヤモンドの中央部のテーブルと言われる面に内包物があると輝きに影響を与えます。端の方にある内包物はダイヤモンドを留める際、爪で隠せる場合もあります。

クラリティの評価基準

FLIFVVS1
/VVS2
VS1
/VS2
SI1
/SI2
I1~I3
内外部
無欠陥
内部
無欠陥
非常に
発見困難
発見困難比較的容易に
発見できる
肉眼でも
発見できる

FL(Flawless/フローレス):ダイヤモンド内部に内包物がなく、外部にも傷がない無欠陥の最高グレード
IF(Internally Flawless/インターナリーフローレス): ダイヤモンド内部に内包物はないが、外部にわずかなキズあり

10倍に拡大して見ても内包物が確認できないダイヤモンドは非常に稀で希少価値が高いのがFLとIFです。市場に出回っている数も非常に少なく、特にFLは外部にわずかなキズがついただけでも評価が大きく落ちてしまうため、厳しい管理の下で扱われています。
その希少性から最高品質のダイヤモンドを贈りたい方はどちらかを選ぶのが良いでしょう。

VVS1/VVS2(Very Very Slightly Included/ベリベリースライトリーインクルーデッド)

専門家が10倍に拡大して見ても見つけるのが困難な微小な内包物が含まれている程度で大変評価の高いクラリティになります。FLやIFに比べて店頭での取り扱いの数も多くなりますが、非常に高品質なダイヤモンドです。

VS1/VS2(Very Slightly Included/ベリー・スライトリー・インクルーデッド)

10倍に拡大するとわずかに内包物が見えます。肉眼ではVVSとの差は見られず、十分品質の高いダイヤモンドです。

SI1/SI2(Slightly Included/スライトリー・インクルーデッド

10倍に拡大して見ると比較的容易に内包物を確認することができます。SI2のダイヤモンドの中には肉眼で見えるものもあります。

I1/I2/I3(Included/インクルーデッド

肉眼でも容易に内包物を確認することができます。大きな内包物があったり、内包物の数が多いためダイヤモンドの耐久性や輝きに大きく影響するものもあります。

婚約指輪におすすめのクラリティは?

婚約指輪には肉眼では確認できないVS以上がおすすめです。ですが、ダイヤモンドを選ぶ基準はクラリティだけでなく、4Cの他の要素(カラット、カラー、カット)とのバランスが大切になってきます。必ずしも婚約指輪はVS以上のクラリティでなければいけないということはありません。品質よりも大きさを重視したい場合にはクラリティはVS以下にしてカラットの大きなものを選ぶこともできます。SIクラスでも肉眼では確認しづらいものを選んだり、I1~I3は避けるようにしましょう。

どう選ぶ!? 婚約指輪のダイヤモンド クラリティ編

まとめ

同じクラリティでも内包物の色、形、数が全て違い、同じダイヤモンドはありません。自然によって生み出されるダイヤモンドは内包物を多く含んでいるものがほとんどです。その中でもわずかな内包物しかないダイヤモンドは希少性が高く輝きも美しいため、クラリティの良いダイヤモンドは婚約指輪にふさわしいダイヤモンドと言えるでしょう。


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