◆結婚指輪がいまに至るまで
結婚指輪とは、お互いが結婚をする事を認め指に輪っかを着けて証にしたものです。結婚指輪のはじまりは明らかになっていませんが、13世紀頃にはヨーロッパで一般的になっていったと言われています。
日本に指輪が入ってきたと言われているのは、明治時代になってからですが、現在のような一般的になったのは第二次世界大戦後、復興するなかで欧米の文化や生活スタイルが沢山入り欧米風の結婚式が広まった昭和30年頃から昭和40年頃に結婚にお馴染みの物となりました。
◆証明書!?
ふたりの絆を目に見える形にした物として定着した結婚指輪は、他人からみても結婚しているとわかる証明書のような役割もはたしています。日本では左手薬指に着けるものとしています、諸説ありますが左手の薬指には心臓につながる血管があると考えられていて、心を掴む生命に一番近い指とされていたそうです。他には右利きの人が多く薬指をあまり使わない事などから指輪にキズがつきにくく邪魔にならないし落とすこともないといった理由もあるそうです。右手の薬指に着ける国もあります。ドイツ、ロシア、オーストリア、ポーランド等いくつかあります。結婚指輪は肌身離さず着けることを前提としているので変色に強いプラチナやゴールドなどの貴金属がお勧めです。
◆末永く愛用するものだから
日常生活でキズがついたりする事もあります、洗浄機で洗浄するだけではなく、無料で磨き直しを行っているショップで購入すると後で余計な費用が掛からないのでお得です。また、太ったり痩せたりすると指の太さも変化する事があります。無料でサイズ直しをしてくれるショップだと更にお得になります。デザインによってはサイズ直しができない指輪もあります。サイズ直し等修理に詳しい店員さんと相談することで後々困ることがなくなると思います。その辺の事も考えて結婚指輪をお選び下さい。
◆最近の傾向
人気の結婚指輪は、友人・親族の結婚式、同窓会等フォーマル、カジュアルな場所でも浮かないシンプルなデザインでおふたりのこだわりを少し詰め込んだ結婚指輪が人気となっています。最近ではリングの内側にレーザー彫刻で自分で書いた文字を入れたり、誕生石を留めたりとリーズナブルな値段でできるようになりました。またコンピューターを使って複雑なデザインも造形できるようになったので、動物など立体的なデザインを取り入れたお二人だけのオリジナル結婚指輪も人気です。
リングの内側にふたりで考えたデザインをレーザーでこっそり彫刻
立体的に表現したウサギの結婚指輪
◆結婚指輪は必要?
丸い円になっている結婚指輪は切れ目がないので、途切れることがない終わりがない愛を表現しています。最近では、四角い指輪もあります。それも同じく切れ目がないので同じように解釈しても良いと思います。このような事から、結婚指輪を常に着けることはお互いの存在を強く感じることができ、結婚指輪を選んでいた頃の初めの気持ちを思い出させてくれるとても大切な品物となります。