結婚指輪にいれる手彫りとレーザー彫り

浜松市の結婚指輪・婚約指輪専門店Oreficeria高林です。

結婚指輪にできる彫りについてお伝えします。

彫りには大きく分けて手彫りレーザー彫りの二種類になります。


手彫り
タガネという道具を使い人の手によって金属を彫ることを言います。
彫りの繊細さと彫り面の輝きが手彫りの魅力ですが、職人の力量によってその仕上がりに大きな差がでます。
手彫りには、和彫りと洋彫りがあります。
それほど厳密ではないのですが、彫る絵柄模様によって「和彫り」「洋彫り」を使い分けています。
草花や龍、動物などの絵柄を純日本的絵画模様として写実的に表したものを「和彫り」としています。
抽象化した花柄模様などを連続したパターンとして表したものを「洋彫り」としています。

 

和彫り 唐草↓
和彫り 唐草
唐草はどこまでも伸びていくツタの様子が生命力の象徴とされ、
繁栄や長寿を意味する縁起のよい文様です。

 

洋彫り オリーブ↓
洋彫り オリーブ
オリーブの木は、自家受粉を行う事ができないため2品種があわさって実ができます。
その事から夫と妻に見立てて、夫婦の木と言われています。

唐草もオリーブも結婚指輪にピッタリのモチーフですよね。

上記二つの写真のリングのふちに施してある連続した丸い点のようなものは
ヨーロッパでは古くからある装飾技法で、ミル打ち(ミルグレイン)といいます。
ミルグレインとはラテン語で「千の粒」という意味があり、

「子宝」「永遠」「長寿」などの縁起の良い意味が込められています。

ミル打ちもタガネを使って手で一粒ずつ打ち込むため、熟練の技術が必要です。
ミルの大きさは彫った絵柄に合わせてバランス良く合わせます。


こちらはお客様にオーダーいただきました桜の彫りを入れたマリッジリングです。
唐草とオリーブは昔からある伝統的な彫りのデザインですが、
こちらのようにオリジナルのデザインで彫ることもできます。

手彫りは、人の手によって彫るためリングにある程度の幅があった方が絵柄がわかりやすく綺麗です。
また、彫った所が光り輝くのでマットな仕上げ(艶消し)の面に施すと絵柄が強調されてより美しく見えます。


レーザー彫り
レーザー彫刻機にパソコンで描いた文字や絵をプログラムして、
金属にレーザービームを照射して彫る事を言います。
かなり細い線まで再現できるためご自身で書いた文字や絵を彫る事も可能です。

 

レーザー彫り 出世大名家康くん↓
レーザー彫り 出世大名家康くん
このようにキャラクターを入れる事も可能です。
ただしキャラクターなどは著作権があるため必ず許可をとる必要があります。
もちろん許可がとれなければ入れる事ができません。
Oreficeria高林は、出世大名家康くんを浜松市より許可を得ていますのでいつでも彫ることができます。

 

レーザー彫り 犬の足跡↓
レーザー彫り 犬の足跡
こちらはお客様の愛犬の足型をとらせていただき、縮小したものを結婚指輪に施しました。

レーザー彫りは、レーザービームを照射するため焼き付けるような仕上がりになります。
そのため手彫りとは逆で輝きのある面に施した方が線がクッキリと見えます。
描いた絵がそのまま表現できるのも魅力です。

 

手彫りとレーザー彫り ト音記号と楽器↓
手彫りとレーザー彫り ト音記号と楽器
中央のメインとなる所に手彫りでト音記号を彫り、
レーザー彫りでそれぞれサックスとホルンを入れたデザインです。
手彫りとレーザー彫り両方の違いを楽しめます。

 

彫りのデザインはご自身で描いてもいいですし、イメージを伝えて頂ければ無料で描きます。

手彫りは人の手で彫りますので、二度と同じように彫ることができません。
そこが手彫りの魅力で、世界にひとつしかない自分だけの指輪となります。

レーザー彫りはデザインを忠実に再現できることがメリットです。
思い入れのあるモチーフや正確性が重要なデザインはぜひレーザー彫りを取り入れてみてください。

クラシカルな雰囲気の手彫り、近代的な技法のレーザー彫り両方取り入れてもおもしろいですね。

指輪は毎日身に着けているとどうしても金属が摩耗してしまうため、
数十年たつと彫りが薄くなることもありますが、
Oreficeria高林では永くお楽しみいただけるように深めに彫りを入れています。
彫りが薄くなったときには、彫り直しもできるのでご安心ください。

デザインに迷われている方はぜひご検討ください。

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