どっちを選ぶ?結婚指輪の幅

浜松市の結婚指輪・婚約指輪専門店Oreficeria高林です。

 

最近、当店では幅の広い結婚指輪をご注文いただく事が増えています。
ここ数年、細身の結婚指輪が人気でした。
その背景には、プラチナが高騰したことにより、
今までと同じようにプラチナをたっぷり使った指輪を作ると、価格の高い指輪になってしまうため、
それまでと同じ価格で売るためには指輪の幅を細くしなければいけませんでした。
多くのお店が細い結婚指輪を販売するようになり、
いつの間にか「細い指輪はかわいい」「指が細く見える」と考えるお客様が増えていったのです。

当店は初めは細い結婚指輪はあまり作っていませんでしたが、
細身の指輪がほしいというお客様が多くなったので
当店でも細い結婚指輪のサンプルを作り、ご注文もいただくようになりました。

ですが、最近、幅の広い結婚指輪の人気がじわじわ来ているそうです。

そこで今回は、結婚指輪はどれぐらいの幅がいいの?とお悩みの方に少しでも解消できるよう、
幅広・幅細のメリット・デメリットをお伝えします。

 

そもそも幅広・幅細とはどれぐらいの幅を言うのでしょうか?

幅細=3mm以下  中間=3~4mm  幅広=4mm以上

※1~10号の価格です


※15~19号の価格です

明確な定義はありませんが、お客様のイメージからするとこんな感じで分けられると思います。

 

まずは幅広から。
幅広のリングは長くて太い指、関節が太い指に似合います。

【メリット】

・丈夫で変形しにくい
これは金属を叩いて作る鍛造で指輪を作っているからわかることですが、
鍛造では写真のように棒状に伸ばした金属を曲げて輪にします。
でも、幅が広いと曲げるのが大変なんです。
曲げるのが大変ということは着用時もちょっとやそっとでは曲がらないということです。

・存在感がある
 遠目から見ても指輪をしていることがわかるので、指輪の存在をアピールできます。

男性用はなんと!幅1cmの結婚指輪

・デザインの自由度が高い
 幅が広いと彫りのデザインなどの表現がしやすくなります。
 手彫りの場合はきれいに彫ることができます。


 

 

【デメリット】
重い
幅が広いと多くの材料が必要になるため、その分重くなります。

・価格が高い
 金属の量が増えるということはそれだけ材料代が高くなります。
 また、幅が広いと曲げるのが大変になり、削ったり、磨いたりするのも
 細い指輪に比べて手間がかかるためその分、工賃が上がります。

 

続いて幅細、細身の指輪です。
手が小さい人や細い指に似合います。
ぽっちゃりとした指の方は華奢すぎると肉に指輪が食い込んで
肉付きの良さが強調されてしまうので注意が必要です。

【メリット】
・違和感なく着けられる
装着感が少ないので指輪を着け慣れていない人でも気にせず着けられます。

・価格が安い
使用する金属の量が少ないので価格を安く抑えられます。

・華奢で繊細に見える
主張が控えめで上品な印象を与えます。

 

【デメリット】
・曲がりやすい
幅広な指輪に比べて強度が下がるため、変形する可能性が高くなります。
力仕事や重い物を持つ時は外すようにしましょう。

・彫りなどのデザインが表現しづらい
例えばレーザー彫りの場合、指輪が細くても彫ることはできますが、
ルーペなどの拡大鏡で見なければきれいに彫れていることを確認できません。
また、デザインが小さすぎて何が彫ってあるかわかりづらくなります。
手彫りはタガネという工具を使って彫刻刀のように彫り進めていくため、
細い指輪はデザインが制限されるだけでなく、きれいに彫ることができません。

 ・年齢を重ねると似合わなくなる
 若いうちは細身の指輪が似合うので、今はなかなか想像できないかもしれませんが、
年齢を重ねた指にはボリュームのある指輪がちょうどよくなります。

 

指の太さ、長さ、形は人それぞれで、それによって似合う指輪の幅は変わってきます。
生活環境や着用頻度などをイメージしながら、結婚指輪・婚約指輪専門店Oreficeria高林でいろいろな幅の指輪を着けて、自分の指にしっくりとくる幅を見つけましょう(*^▽^*)
ご来店お待ちしております!!

ふたりの幸せをつくる