指輪の製作方法
指輪の作り方には鍛造(たんぞう)と鋳造(ちゅうぞう)があります。
オレフィチェリーア高林では結婚指輪のほとんどを鍛造で製作していますが、
製作する指輪によってどちらの製作方法が適しているかを考え、鍛造・鋳造どちらも行っています。
鍛造ーたんぞう
文字通り「金属を鍛えて造る」製法です。 高温の火で溶かして塊になった金属を叩いて、棒状になったものを曲げて指輪を作る方法です。 叩くことによって金属内の空気がつぶされ、密度が高くなり丈夫な指輪ができあがります。強度が高いため、日常生活での使用に適していて、これから何十年と身に着ける結婚指輪にぴったりの製法です。金属そのものを成形するので、技術と経験が必要になります。
鋳造ーちゅうぞう
ワックスや3DCADで原型を作製し指輪の型をとって、そこに金属を流し込んで指輪を作る方法です。同じデザインの指輪を何度も作ることができるので、現在流通している指輪のほとんどは鋳造で作られています。デザインの自由度が高く、複雑なデザインも表現できます。
鍛造による
結婚指輪製作工程
1.地金を溶かす
2.塊になった地金を叩いたり、ローラーで棒状に伸ばす
3.一本だった地金を2本に分ける
4.芯金を使ってリングの形に丸める
5. ロウ付け(つなぎ目を溶接する)
6. 形状の違うヤスリを使い分け成形し表面を滑らかにする
7. ヘラ棒で磨いて輝きを出す
8. ダイヤモンドを留める
9. リングの内側へ刻印を入れる
10. バフをかけて最終仕上げ
11.完成